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Pecha Kucha Nightと形式美

  • Posted by: tomix
  • 2009年1月29日 10:43
  • event

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(C)NanaAkua

昨日は六本木のスーパーデラックスにPecha Kucha Night Tokyoを見に行ってきました。松本にいる友だちが出演するので、その応援のためです。

2回目となるPecha Kucha Night体験を経て、このぺちゃくちゃないと形式のプレゼンテーションのおもしろさを感じました。「型」を統一するだけで、こんなにプレゼンがエンターテイメントになるなんて、目から鱗のおすすめイベントです。

Pecha Kucha Nightとは

Pecha Kucha Night(ぺちゃくちゃないと)は、クライン・ダイサム・アーキテクツという建築事務所が始めた、プレゼンテーションイベントです。

もともとは、クリエイターや建築家にプレゼンさせると話が長りがち!ということで、思いいた形式が、20スライド×20秒=6分40秒のプレゼンテーションというフォーマット。

自分のタイミングで切り替えることができないスライドショーを背に、作品の紹介から、最近自分が気になるコトまで、複数のプレゼンテーターのぺちゃくちゃをつまみに、集まった人同士がぺちゃくちゃするのが目的のイベントです。

この形式で2003年にはじまった「ぺちゃくちゃないと」は、またたく間に世界に広がり、いまでは160もの都市で開催されるに至っています。日本では、友人たちが開催している松本と、浜松で開催されています。

Tokyoでは、建築事務所が始めたイベントだけに、若手建築家による作品紹介や、クリエイター、アーティストのプレゼンテーションが多く、六本木で、外国人主催ということもあって、英語でのプレゼンテーションが多いのも特徴です。プレゼンターも半数は海外の方です。

1晩のイベントで、10名以上のプレゼンテーターが、順番にどんどんプレゼンをしていく様を見ながら、地ビールを飲む体験は、新しい刺激を受けながらプレゼンの勉強もできてお得です。

クライン・ダイサム・アーキテクツのおもしろさ

クライン・ダイサム・アーキテクツという建築事務所は、アストリッド・クラインという女性と、マーク・ダイサムという男性の2人の日本大好き外国人建築家によって1991年に日本で始められた建築事務所です。

ウェブ業界の人にわかりやすく言うと、最近ではカヤックさんの新事務所の内装を手がけられたところ(それでブルータス?で特集がくまれたところ)と言えばわかるでしょうか。他にもユニクロ銀座店などが有名です。変わったところでは、卓上HIコンロのデザインなども手がけられています。

ちなみにスーパーデラックスというスペース自体もかれらが運営するイベントスペースで、建築の枠にはまらない活動でも有名です。そんなかれらだからこそ、この形式を思いついて、世界に広げられたのだと思います。

ぺちゃくちゃ形式って俳句に似てる?

自由ほどの不自由はないとよく言われますが、まさにプレゼンもそう。時間をきめられていないプレゼンほど、聞く側が苦痛になることはありませんね。

なれたプレゼンターは時間配分も、見せ所もよくツボを押さえているもの。プレゼンソフトをつかって、セミナーや講演会、または企画会議でプレゼンすることが多くなった今日この頃、みんなもこの思いは体験しているのではないでしょうか

ぺちゃくちゃないとは、普通のプレゼンとちがって、時間が完全固定です。各スライドは1枚の画像でしないので(例外で映像はOK)たとえば、もんたメソッドのようなアニメーションで驚かせたり注目を浴びたりはできません。

見ている人たちも、おもいおもいにビールを飲んでおしゃべりしてますので、その雰囲気のなかで、みんなの興味をひかせてプレゼンに引き込むのは、普通のプレゼンとはちがったことをしないといけません。

とはいえ、仕事のプレゼンではありませんので、最後はそのプレゼンターがプレゼンしたいコトが、みんなの興味を引くかが一番のポイント。特にクリエイターやアーティストが、社会との関係を考えながら活動しているものは、特に共感をうけるようです。

20スライド×20秒=6分40秒という枠のなかで、どのようなコトを考えて伝えるのかって、短歌や俳句とちょっと似ているような気がしませんか?

友人のプレゼンはどうだった?

友人は、松本の市民主導の観光プロジェクトの為に自分がデザインした「双六てぬぐい」をプレゼン。もともとカナダやガーナにも住んでいたことがある彼女は、一応英語がしゃべれるものの、英語でのプレゼンとなると、やはり緊張したおももちでした。

しかし、ぺちゃくちゃないとの松本版を主催している側であるので、そこはぺちゃくちゃのツボはしっかりおさえていた模様。まずは外国人が多いTokyo版を前提に、手ぬぐいの解説から、家族をモデルにして、さまざまなてぬぐいの使い方を紹介。泥棒のほっかむりでは、爆笑を誘っていました。

そして、自分が愛する故郷の名所を双六にしたてぬぐいを紹介。松本の魅力と、彼女のデザインが、すごくマッチした、郷土愛あふれるプレゼンで大成功でした。

プレゼンって仕事以外にもつかえるよね

このお正月に、息子はアップルのキッズワークショップで、プレゼンを体験してきました。子供とプレゼンという組み合わせが、最初はピントこなかったのですが、彼いわく、学校でも最近はプレゼンの授業があるとのこと。クラブではパワーポイントもつかってプレゼンするそうです。

当然仕事ではない彼らのプレゼンは、自己紹介をテーマとしたもでしたが、とてもおもしろく、これこそこうやってブログなどで自分の意見を発信できる時代にこそ学んでおくべき勉強なんじゃないかなと思ったのです。

息子の場合、完成したプレゼンは大受けしていましたが、最初はトランジョンやアニメーションの機能に目をうばわれがち。やっぱり最初はシンプルな型の上で、自由に発想させることが必要だと思いました。そのためにはぺちゃくちゃ形式は最適だと思うのです。

どっか、ぺちゃくちゃ形式で子供向けのワークショップやっていないかなぁ と思ったのでした。

僕もいつか、ぺちゃくちゃに挑戦してみたいと思います。

    

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